LCS王者 TL への挑戦 。C9の新たなTOPレーナー「Kumo」
C9 vs TL

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両チームのBAN/PICK

この試合、C9のTOPであるLicoriceが怪我で欠場のため、TOPのサブであるKumoがロースターとして出場しています。
TLはイレリア、ヤスオ、J4をban。
C9はカルマ、タムケンチ、ユーミをbanしていきます。
TLの1stpickはこのpatch9.12で非常に強力なセジュアニです。
それに対しC9はラックスとセジュアニのカウンターであるトランドルを選択します。
TLはC9の得意チャンピオンであるエイトロックス、そしてブラインドで出せる安定したコーキを選択します。
C9はラストにシヴィアを選択。BOTを強気に押し込んでいくという意図が見られます。

TLは2ndbanにゾーイとTFをban。MIDへの警戒を強めます。
それに対しC9はソナ、ザヤとBOTにbanを集中させていることからBOTはとにかく勝ちたいという強い意志が見えます。

C9はジェイスを選択。TOPとMIDのフレックスが可能です。
それに対しTLはBOTにルシアン、ブラウムを選択し、C9の狙いであるBOTレーンを崩そうと考えます。
最後にC9はベイガーを選択します。コーキはレーンのプレッシャーが強くないですし、一緒にスケールできます。そしてスケールの点でベイガーには限界がありません。加えて強力なCCも持っていることから、非常に良いpickに思えます。

TLの構成としてはMIDは安定にファームしつつBOTで大きく有利をとっていきたいです。エイトロックスはナーフにより以前のような強力なチャンピオンではなくなりましたが、2アイテムがそろった時点でのパワースパイクはとても強力でデスダンスとの相性がとても良いチャンピオンです。序盤はBOTから組み立て、中盤はそれにエイトロックスが加わり、終盤になるにつれてコーキが存在感を出してくるという非常にバランスのとれた構成です。しかし、C9のジャングルにはセジュアニのカウンターであるトランドルがいるため、うまくかわしつつBOTにプレッシャーをかけにいくことが求められます。
C9の構成としては、全体的に押し込んでセジュアニにトランドルをあてに行くことが理想となります。そこからドラゴンやタワープレートに繋げていくことが必要です。特にタワープレートの重要性は先週のRRで改めて知ることができたので積極的にタワーを削っていくことが求められます。
しかし懸念点としてTOPのImpact vs Kumoが挙げられます。今回C9はTOPに対してbanを一つも割きませんでした。選手を信頼してのことでしょうが、相手がImpactであることを考えると少しリスクがあるように感じます。また、マッチアップにしてもジェイスという強い気なチャンピオンをあてにいっており、この采配の結果がこの試合の勝敗を左右する一つの要因になるでしょう。
試合展開

5分にファーストブラッドが生まれます。BOTでブラウムが仕掛けに行ったところに対しラックスがシールドを付与しながら応戦しますが、2回目のシールドがシヴィアに付与されなかったためTLが1キル獲得します。このあと体力が少ないルシアンをラックスが倒し、1-1の交換になりますが、少し惜しいシーンでした。

8分50秒のシーンです。ここがこの試合のターニングポイントになりました。
セジュアニがBOTが押し込んだタイミングでC9のブルーバフを取りに行きますが、そこから戦闘が起こり、スケールチャンピオンであるベイガーに2キル入ってしまいます。
このシーン、BOTが押し込んだタイミングでセジュアニがC9のジャングルに入っていったのですが、ドラゴン付近のコントロールワードを消せていなかったため、セジュアニの行動が筒抜けなっていました。さらに押し込んだにも関わらずBOTの二人は寄ることなく近くで待機していたため、孤立した状態になってしまいました。結果としてTLサイドにコミュニケーションエラーが起こったような形になりました。
そしてこの2キルを活かし12分にはベイガーがコーキをソロキルします。これで完全にベイガーは育ったといっていいでしょう。

13分にリフトヘラルドをめぐって集団戦が起こります。このシーンでは急遽スタメンなったKumoが大活躍でした。まず、体力が低いセジュアニをショックブラストで狙い撃ちし倒します。その直後にオールインし、ルシアンを味方の方向にノックバックさせます。そして最後にフラッシュインAAでブラウムを倒します。相手がTLという大一番の試合であるにも関わらず、とても見事なプレイでした。
この戦いでC9は3キルとリフトヘラルドを獲得。そのままMIDのファーストタワーを獲得します。
そして勢いにのったKumoはTOPでソロキルまでします。この試合ではLicoriceの不在を感じさせないほどの存在感を出していました。

26分のシーンです。エイトロックスを倒したC9はバロンに向かいます。当然TLも止めにいきますが、ここでもKumoが活躍します。
まず、ジェイスがコーキをポークで体力を半分まで削ります。一回コーキは下がりますが、再び味方と合流しようとバロン向かいます。それをワードで見ていたジェイスはフラッシュインで壁を超え、コーキを裏で一人ソロキルします。さすがに3 vs 5になったTLはバロンをあきらめなければなりません。この一つのプレイでC9は安全にバロンをとることができました。


このままC9はリコールしないで相手のネクサスを破壊し、TLがこの体制になってから初めて勝利します。
ゲーム時間はなんと27分です。これでC9は6勝3敗となります。
総評

この試合、MVPはMIDのNisqyでしたが、Kumoは予想以上の活躍を見せてくれました。下位チームが相手ならともかく、相手はTLです。試合に浮くどころか、完全に戦力の一つとして試合していました。状況に対して自分が何をするべきかを理解しており、それを全うすることで27分という試合の速さにつながったといえます。
また、今回の試合、C9は9枚のを獲得しています。このタワープレートの獲得も試合の速さに繋がっており、前回の記事で書いたRRでのミスの修正を行えています。
今回、C9はコーキに対しベイガーという選択を行いましたが、結果として予想以上に機能していました。チャンピオンプールの多さが強さにつながるのが今のメタの特徴であるため、今後にもつながります。
明日はCGが相手ですが、おそらくKumoがロースターに加わります。この調子の良さを継続できるかが、一つ見どころになるでしょう。また、チームとしてもこの試合の速さ、タワープレートの獲得を継続できるかが課題になります。
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Rift Rivals C9 vs G2,FNC
Rift Rivals C9 vs G2,FNC

NA vs EUのRift Rivalsが始まりました。WCSを目指しているC9にとっては世界との実力差を知るとても良いイベントですが、初日の2試合では思った以上の実力差がありました。今回はC9とEU上位でどこに差があるのか、考えてみたいと思います。
1, B/Pでのバリエーションの差、考え方の違い

前半部分から行きましょう。G2はヤスオ、グラガス、ニーコ選択しています。LCSやLCK.LJLを中心に見ている私はこの時点でヤスオはMID or BOT、グラガスはSUPに行く可能性もあるが基本的にJG、ニーコはMID or TOPだなと考えていました。おそらくコーチであるReaperedも同じだったと思います。

B/Pの後半を見ましょう。G2はリーシン、TFを選択。この時点でニーコはTOP。TFはMID。リーシンがJGでヤスオとグラガスがBOTレーンだと考えるのが普通です。
これを想定しC9はナーを選択します。ここでナーを選択した理由はBOT,MIDがAPによっていることと、大きなCCをソナしか持っていないことからどちらも補え、安定しているナーを選択したのだと思われます。

C9のソナ、タリックに関しては賛否両論があると思いますが、基本的にC9の考え方として「俺たちの強みは集団戦だから集団戦で勝つ」という姿勢のため、理解はできます。
ただ問題として挙がるのがG2 vs SKTの試合の再現になってしまうのかどうかですが、相手がヤスオ、グラガスであれば何とかプッシュ勝ちも考えられ、パワースパイクであるlvl6もソナ、タリックのULTがあれば対処できるという考えだったと思います。
次が問題のシーンになります。

なんといざ試合が始まるとTOPにいるのはヤスオでBOTにはニーコがいます。
TOPのヤスオ vsナーは圧倒的にヤスオが有利です。BOTにいったニーコは彗星を持っており、グラガス、ニーコのBOTに対してソナ、タリックなんて出したらボコボコにされるのはわかりきっています。
これがNAとEUの差です。レッドサイドの強みの一つは相手の構成をみてカウンターをとれるという点ですが、こんなことやられたらカウンターもありません。なぜなら最終的にこの試合で構成を見て変化させているのはレッドサイドのチームではなくブルーサイドのチームだからです。今までのLOLの考え方が壊れてますね。
結果は舐めプまでされた挙句23分でG2が勝ちます。何から何まで完敗です。
2, タワープレートの重要性


これは今日C9が行った2試合の画像です。どちらもタワープレート数が1-11です。しかもC9はこの1のタワープレートゴールドを獲得することはできていません。EUのチームも多少獲得できていない部分があるものの、14分時点でキル以外の場所で約1500Gも差がついている訳です。
C9 vs G2の試合はB/Pですでに決着がついていたようなものなのでこれだけの差が生まれても不思議ではありませんが、問題はC9 vs FNCの試合でもB/Pで大きな有利不利がついていないにも関わらずG2戦と同じ結果だという事です。
もちろんレーナーの実力差という部分もあります。しかしC9 vs FNCの試合でC9とFNCの間に大きなマクロ差があるシーンがあり、そこから大きく序盤のタワープレートで差がついています。
それがこのC9がリフトヘラルドを獲得したシーンです。このリフトヘラルドを獲得したことがC9 vs FNCでの大きな敗因の一つと言えると思います。
このシーン、注目してもらいたいのがC9は5人全員集まっているのにも関わらず、FNCは3人だけ、あとの2人は寄る素振りを一切見せずレーンにいます。レーンにいるのはTFとGPですが、GPはTPを持っており、TFはULTを持っていることからFNCはその気になればグループし、リフトヘラルドに対してアプローチすることができます。それにも関わらず、最後まで寄ることはありませんでした。
その結果どうなったかというと
C9は無事リフトヘラルドを獲得。対するFNCは5つのタワープレートと1stタワーを獲得します。
面白いくらいにオブジェクト交換になってません。ちなみにC9はこのリフトヘラルドを15分にMIDで出しますが、タワープレートを1枚しか削れていないため、MIDタワーは当然折れません。
このシーンからFNCはタワープレートの重要性と獲得するための最適解を知っていることがわかります。
こういったところがNAとEUの差です。EUはただキルをとって有利を広げるのではなく、ちゃんとこの戦いは有利につながるかどうかの判断をしてから戦っていることがわかります。
3, NAとEU

Rift Rivals1日目の結果はNA 0 - 4 EUでした。これが今のNAとEUの差です。
今日の試合でEUとの間に一番違いを感じたことはEUは序盤のレーンフェイズでタワーを多く獲得することでレーンフェイズが終わった中盤の時間に終盤の動きをしていることです。他の地域もMSIを終えて、このEUに追い付くために試合展開を早くしようとしていますが、大体の地域では序盤からキルが起き始めているものの、序盤からタワーを多く獲得できているチームは少ないです。また、C9もタワーを多く獲得できているチームではありません。
C9はアグレッシブに行くための手段として、レーンガンクやドレイク、リフトヘラルド周辺での少数戦を仕掛け、そこからスノーボールしていくというプレイスタイルでLCSを戦っています。しかし、キルやタワー以外のオブジェクトを獲得するだけに留まっていることも多く、EUに追い付くためには14分までのタワープレートを多く獲得するにはどうするべきかをもう一度考えなおすことが必要かもしれません。
今回の試合、C9はG2,FNCとの試合どちらも23分という速さで負けています。しかし戦い方の違いという大きな収穫を得ることができました。これはとても大きな収穫です。なぜなら改善すべき部分がわかったのですから。
後はどのように改善できるかです。次のOG戦、EUの戦い方をリスペクトしつつこのプレイスタイルを貫くのか、それともEUのプレイスタイルを理想とし大きな変化を見せようとするのか、どちらにしてもC9にとって転機になるのは間違いないでしょう。
しかし、LCKが覇権を握っていた時代でもEUやLPLは自分たちのプレイスタイルを貫いていたことも忘れてはいけません。
非常に難しい決断が要求されています。
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LCS Cloud9 vs 100Thieves
C9 vs 100T
LCS第4週1日目に行われた試合です。

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両チームのBAN/PICK

この試合C9はJGにSvenskerenではなくBlaberを起用します。
100Tはヤスオ、イレリア、ソナとC9が好んで使うチャンピオンをbanしていきます。
それに対しC9はカルマ、セジュアニ、ユーミとopチャンピオンのbanです。
100Tは1stpickに空いているエイトロックスを選択します。
対するC9はアカリとタムケンチです。アカリはナーフを受けたものの、C9にとっては評価の高いチャンピオンのようです。
100Tは基本的にbotからつくることが多いチームのためザヤラカンを選択します。
C9は最後にユーティリティに長けたアッシュを選択します。

100Tは2ndbanにアジール、ジリアンとmidのレーンコントロールをとれるチャンピオンをbanしていきます。
C9は序盤に強力なエリスと集団戦に長けたニーコをbanします。

C9はエンゲージ要素を高めるためにJ4を選択します。
対する100Tはビクター、グラガスを選択します。
最後にC9は今patchでナーフされたサイラスを選択し、構成が出そろいます。

100Tの構成としてはTOP,BOTのどちらからでも作れるバランスの良い構成となっています。集団戦でのDPS,CCといったところも豊富で大きな不利を背負わなければ安定して勝てる構成です。しかしC9はピックオフに長けた構成をしているため、そこには気をつける必要があります。
対するC9はソロレーンにアカリ、サイラスとナーフされたチャンピオンを置いています。アカリは一定数使われているものの、サイラスは今日現在3回しか使われていません。このpatchで一気に評価の下がったチャンピオンですが、C9はこのチャンピオンをどのように運用するのかを見る必要があります。また、基本的にC9はレーンでスノーボールしていきそこから131,ピックオフを狙っていく構成です。そのためには序盤にBlaberがどれだけレーンに関与できるかが試合を進める上で重要になってくるでしょう。
試合展開

3分にファーストブラッドが生まれます。J4がlvl2でビクターのフラッシュを落としそこを狙ってのガンクでした。2vs2が起こったため結果的に2-1トレードにはなりましたが、早めのスノーボールを狙っているC9にとってはまずまずの結果といえるでしょう。

16分にbotで集団戦が起こります。仕掛けたのはC9でしたが1-3トレードで勝ったのは100Tでした。C9はJ4のultで集団戦を起こしに行きますがとても雑でした。とりあえず戦いたいから目の前にいる敵に使った結果、有用な使い方ができずそのあとはCCもないため普通に負けていきます。


28分のシーンです。ここで勝負が決まりました。アッシュがMIDでファームしているのにも関わらずJ4は仕掛けにいきます。100Tは当然TPを使い素早くよってきますが、立地上の問題からアッシュがTPするにはリスクがあり徒歩で向かうしかありません。タムケンチはすぐさまultで寄りますが、当然タムケンチは見ていることしかできません。
C9はバロンをとられACEまで取られます。NO BRAIN FIGHT

このバロンを活かされ100Tが勝利します
これでC9は4勝3敗です。
総評

率直に言うとこれまで見てきた中で圧倒的にworst gameでした。1から10まで何がしたかったのかわかりませんでした。
まずB/Pです。これは責められても文句は言えないと思います。ナーフされたサイラスをわざわざ最後にピックした理由がわかりません。100Tは2ndbanでアジールとジリアンというレーンのコントロールを得意とするチャンピオンを嫌がりました。にも関わらず、ウェーブクリア性能がナーフされたサイラスを選択しています。普通にタリヤで良かったのではないでしょうか。もしくは今回C9はソロレーンにキャリータイプのチャンピオンを置いていることからレーンから勝ちたかった意図がとれます。それならばアカリをMIDに置き、TOPにケネン、もしくはジェイスではだめだったのでしょうか。
一つ、C9が今チャンピオンプールが非常に狭いのだと考えられます。前から不思議だったのですが、C9はソナやヤスオなどbanされるまで積極的に使っていきました。これは恐らくban枠を特殊なチャンピオンに割かせるためです。これで何とかC9はつなごうとしたのですが使えるチャンピオンも次々とナーフされてしまい使えるチャンピオンがいないのではないでしょうか。
次に試合内容です。ソロレーンにキャリーチャンピオンを置いていることからBlaberにはスノーボールさせるという使命がありました。にも関わらず有用だったガンクは一回のみ。それ以外は敵のバフにプレッシャーをかけにいく動きと何故かドレイクをものすごく重要視する動き。また、少数戦を起こしていくタスクも担っていましたが、そればかりに気がいって、誰を狙うべきかをまったくわかっていないようでした。とりあえず目の前のチャンピオンにultをうっていました。そして一番の問題は他の選手とまったく合っていないことです。J4のultで囲っても誰もそれに続くことができませんでした。
恐らくC9のB/Pの全体的な狙いとして、今のメタの象徴である試合時間の短縮を狙っていたのだと思います。これは理解できます。C9は今シーズン試合時間が長く、これは客観的に見ても修正していかなければいけない問題点でした。
しかし先週から言っていますが、内容を見るに選手はその方法を理解していないように見えます。131からレーンをコントロールし、そこから集団戦を行うことが理想である構成にも関わらず、最初からグループアップを行い戦いに行く。普通に考えてCCが少ないのだから勝てるはずがありません。そしてスノーボールが重要な構成にも関わらずドレイクを最優先に動き、オブジェクト以外の場所では一切少数戦を起こそうとしませんでした。
まず今回、構成的にBOTレーンがプッシュで勝つことは難しいのは見ればわかります。今シーズン、C9はBOTレーンをあまり重要視していなく、TOPを重点的に見ています。これはLicoriceの強みを活かすための戦術です。そのため、今回もアッシュとタムケンチというユーティリティに特化したチャンピオンを置いています。最近のメタはTOPに試合を動かせるチャンピオンをおくことが多いですしそこからスノーボールすれば一気に試合を有利にたたむことができます。
しかし、C9は全レーンをバランス良くコントロールしようと動きます。今回は見事にオーシャンドレイクを3つも獲得できました。はたしてこの構成のどこにオーシャンドレイク3つも必要なのでしょうか。また、ドレイクを獲得しているということはBOTレーンでアクションを起こしているということです。C9の狙いとしてTOPから作っていくはずなのになぜBOTでアクションを起こしているのでしょうか。レイトゲームを狙っているようにしか見えません。特別レイトが強いわけではないのに。
試合時間が短いということはそれだけ起こせるアクションが少なくなるということを意味しています。つまり、一つのアクションでどれだけ多くの有利を持てるかが重要になってくるということです。今多くの有利を一度に獲得できる方法は大きく二つあります。一つはキル、そしてタワープレートです。そしてこのタワープレートをたくさん獲得できる方法はリフトヘラルドを使うか、対面をキルして相手がいない間にタワーを削ることです。なんとキルをすればキル分のお金も入るしタワープレート分のお金も入るし一石二鳥なんです。なんてお得なんでしょうか。これは重要なドレイクでもないかぎりドレイクなんてやってる場合じゃありません。
今日の試合はソロキューでした。今回の試合以上にしょうもない試合が起きないことを祈りましょう。
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LCS Cloud9 vs Team Solo Mid
Cloud9 vs TSM
LCS第3週2日目に行われた試合です。

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両チームのBAN/PICK

C9 vs TSMの因縁の対決です。
ジャングルはBlaberではなくSvenskerenでした。
TSMはエイトロックス、ライズ、ユーミと一般的にOPと言われるチャンピオンをbanしています。
それに対しC9はソナ、オラフ、セジュアニとジャングル中心のbanを見せ、昨日のヤスオ構成のプレッシャーをかけます。
TSMの1stpickは空いていたサイラスです。
それに対しC9はイレリアとグラガスをとります。昨日の試合ではグラガスとヤスオをセットで選択しましたが、今回はTSMのBBにイレリアを使わせたくないのと、ここでヤスオを見せないことで相手に考えさせる意図があります。
TSMはシヴィアとノーチラスを選択します。シヴィアであればグラガスのultをシールドで守れますし、ノーチラスという強気な選択をすることによってアグレッシブに行くことを決めます。
C9はヤスオを選択し、昨日と同じ構成をとりにいきます。また、この段階ではヤスオがTOPに行くことも一応考えられるのでフレックスになっています。

昨日C9はヤスオの構成でBOT中心ではなくMID,TOPから作っていったため、TSMはレーンで安定感のあるザヤ、エズリアルをbanします。
対するC9はTSMの強みであるBBに対するアカリ、ジャックスのbanを行い、TOPの安定性を求めにいきます。

C9は昨日と同じくultによる打ち上げがあるブラウムを選択します。
対するTSMはイレリアに対抗できるポッピーと強力なピックオフを持っているスカーナーを選択します。
最後にC9は相手に多くのタンクがいるため、強力なエンゲージ能力を持ち、グインソーを装備できAPダメージが出せるヴァルスを選択。全体のバランスを保ちに行きます。

C9の構成としては昨日と同じくグラガス、ヤスオのラインを中心とした構成です。今回はヴァルスを選択しており、集団戦も非常に強力なため、1-4でラインを調整し仕掛けていくことが理想となります。また、そのためにはイレリアがサイドのコントロールをとることが必要になってくるため、レーン段階で一定の有利をとっていきたいところです。そのためには序盤のグラガスの介入が必須であり、svenskerenの動きが重要になってくるでしょう。
グラガス、ブラウムといったディスエンゲージに長けているチャンピオンも存在しますが、イレリア、ヤスオというバックラインに飛び込んでいく強力なチャンピオンがC9の強みです。ですので先に仕掛けることが最重要になります。イレリアやヤスオは仕掛けられることに慣れているチャンピオンではないため、どれだけ有利に積極的に仕掛けていくのか、C9のマクロが試されます。
そして今回、C9はサイラスを渡してまでbanをジャングルに割き、この構成を選択しました。この試合は絶対に勝ち、構成の価値を見せなければなりません。
対するTSMは安定した構成になっています。シヴィア、ノーチラスのレーンは強力ですし、C9がTOP中心に試合を作っていくことを考えると押し込める時間が続く可能性があります。そこからTSMに求められることはJG,SUPでBOTの視界をとり続け、グラガスの位置を把握することです。C9の構成は、序盤から積極的に仕掛け、スノーボールすることが一つwinconditionに繋がります。ですのでTSMはグラガスの位置を特定し続け、BOTのレーンプッシュ能力を活かし、タワーやドレイクなど小さな有利をどんどん広げていくことが求められます。
また、相手は基本的にオールインを主としているためサイラスのultやポッピーのultの使い方が集団戦のカギとなります。うまく相手を分断することができれば一気に集団戦で優位に立つことができるでしょう。
試合展開

まだ3分の段階ですが、少し気になったところです。
昨日のC9のジャングル、Blaberはbotサイドからスタートし、赤→レイス→ゴーレムを狩り、lvl3、そこからプレデター用の靴を買い、TOPサイドのスカトルをコントロールしにいきました。このルートをとった意図は恐らく、BOTは序盤押されることからスカトルをとることができないと考えたため、3キャンプでlvl3になりTOPのスカトルを確保、序盤が重要なTOPにプレッシャーをかけつつもし周辺で1v1が始まればプレデターを利用しすぐに寄れるという考えのもとからとったのだと考えられます。
しかし、今日のSvenskerenのとったジャングルルートは赤→ゴーレム→レイスを狩った後ウルフ→青を狩ります。その後BOTのスカトルに向かおうとしますが、当然BOTはTSMが勝っているため、とりに行けず、そのままTOPに向かいます。この後、ヤスオがうまく釣ったこともありファーストブラッドをC9が獲得しますが、昨日のジャングルルートやTSMのBBの強さを加味するとC9にとって序盤に最も重要なのはTOPだったはずです。ポッピーがワードを置いたのは3分30秒であり、それまでTOPはまったくワードのない状況でした。もし3キャンプ狩ったあとにTOPにガンクしキルまたはフラッシュを落とすことができればTSMの強みであるTOPに対してプレッシャーをかけることができます。また、そこからジャングルを縦に割ることも可能です。C9は元々BOTに重きをおいていないため、多少のプレッシャーを感じようが、TSMのTOPであるBBにプレッシャーをかけにいった方が明らかに利点が大きいです。昨日と同じ構成をとっているにも関わらず、違うジャングルルートをとった意図がわかりません。結果的に1キルとれたものの、TOPの序盤はポッピーが主導権をとっていたため、キルが起きなければTOPのスカトルもとられていた可能性が高いです。ここは少しC9の気になるところです。

しかしファーストブラッドをとれたことには変わりはありません。C9にとってヤスオのキルはとても重要なのでうまくやったシーンだといえます。

まだ5分にも関わらずTOPサイドのリバーにはコントロールワードが3つおいてあります。ここからC9がどれだけTOPを重要視しているかがわかります。

対するTSMもBOTの有利を活かしBOTの視界管理、青バフのコントロールと安定した立ち上がりを見せます。

10分にTSMのBBがソロキルします。
これは絶対にやられてはいけませんでした。C9はB/Pや序盤の視界管理からもTOPの重要性を把握していたにも関わらず、TOPが負けてしまいます。
しかしSvenskerenもここまで視界管理を行いつつもそれだけで終わらせてしまい、直接的に支援することができませんでした。これはC9全体の問題です。

11分にC9がTOPにガンクし成功させます。しかし11分です。TOPサイドの視界を掌握していたことを考えるとこれをC9はもっと早くやるべきでした。

12分にC9がリフトヘラルドを狩っていたところから集団戦が起こります。結果は0-4でTSMが勝ちます。
このシーンはポッピーの壁ドンとサイラスのストップウォッチの使い方がうまかったです。しかし、序盤のスノーボールが重要なC9にとってこれは相当な痛手となります。

27分にTSMがバロンに触りそこから集団戦が起こります。TSMが4000ゴールドほど有利な状態でしたが、イレリアが最初の攻撃に耐え、そこからULTを3人に当てます。それにグラガスがULTで合わせ、ヤスオもULTで合わせる、ヤスオがたたきつけたところに今度はヴァルスのULTが刺さり、不利な状態ながらもC9は4-3のトレードを行います。ここもC9が見事な集団戦でした。

33分にポッピーが相手の隙をつき壁ドンを決めそこから集団戦が起こります。このシーンはポッピーが非常に素晴らしい働きをしました。この時間帯になるとDPSを出せるヴァルスがC9にとって非常に重要な存在になります。そのヴァルスをULTで遠くに飛ばし、集団戦に参加させないようにします。また、ヤスオも瀕死の相手にULTを無駄使いしてしまうというミスもありました。この集団戦TSMはエースを獲得します。
C9はこの前に一度バロンを触り、ポッピーのTPを使わせていました。ポッピーがTPを使用したのを見た瞬間に下がったことからこれが使わせる動きだったことがわかります。これでTOPにTP差がついたにも関わらずC9は5vs5のアラームを始め、そこから仕掛けられ集団戦に負けました。先に仕掛けるはずのC9がポッピーの壁ドンから仕掛けられるというのもですが、この前にポッピーのTPを使わせた意味がわかりませんでした。これなら陣形が整っているバロン前で集団戦を行った方が勝機はあったように感じます。

このままTSMがネクサスを割り勝利します。C9ファンにとっては悔しい負けとなりました。
これでC9は4勝2敗となり現在6チームが1位で並ぶという大混戦になっています。
総括

この試合、結果的にC9はサイラスをあけた価値を見せることができませんでした。また、Svenskerenの序盤の動きや終盤までところどころに不可解な点も見られました。春のC9は他のNAのチームと比べ特にマクロ面で優れている印象を受けましたが夏のC9はそれがまったく見られません。
そしてもう一つ疑問点なのが昨日Blaberがいたときとまったく同じ構成を行ったことです。昨日の時点でOPTは無敗の首位でしたし、試験運用ではなく勝ちに行くためにBlaberを起用したと考えられます。しかし今日はSvenskerenだったにも関わらず昨日と同じ構成を行いました。この意図がまったくわかりません。ヤスオを使った構成を2日やることを考えていたならば一日目と二日目を同じメンバーにしてフィードバックに徹し、今日のTSMに臨むべきです。初めてこの構成を見せるのであれば理解はできますが、初日に見せているため多少の対策は練ってくることが当然考えられます。今回のこの起用方法には疑問を感じます。
C9は昨日の時点でまだ不安定な部分は残るものの現在のメタの戦い方を見つけたように感じました。ですのでここから調子を上げていくのだろうと考えていましたが、今回のTSM戦では選手とコーチとの間で戦術理解度に差があったように感じます。今週で早くも3週目の試合です。春のプレイオフでTSMにリバーススイープされ、悔しい思いをしたにも関わらずむしろ劣化しこの結果ということを考えると先行きが相当怪しくなっています。もう一度選手とコーチでコミュニケーションをとり、戦術の共有化を図ることが必要なのではとこの試合から感じました。
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LCS Cloud9 vs Optic Gaming
LCS Cloud9 vs Optic Gaming
LCS第3週1日目に行われた試合です。

両チームのBAN/PICK

この試合C9はSvenskerenに替えてBlaberが出場しています。
相手は無敗で現在1位を走っているOPTです。
C9は1stbanにDhoklaの得意チャンピオンであるポッピーをban。そのほかにオラフとセジュアニもbanしているため何かしら狙っていることがわかります。
それに対しOPTはソナ、サイラス、エイトロックスと一般的なbanになります。
C9は1stpickにアカリを選択します。ライズ、ユーミが空いている中でアカリは意外な選択でしたがスプリットチャンピオンをとりたかったという事がわかります。
それに対しOPTはライズ、ユーミと今強いとされているチャンピオンを選択します。
対するC9はグラガス、ヤスオを選択し、ここでセジュアニ、オラフをbanした意図を見せます。
最後にOPTはユーミと合わせると強力なシヴィアを選択します。

C9はリサンドラとケネンをban
OPTはヤスオと相性が良いラカンとアリスターをbanします。

OPTはスカーナーを選択します。これはジャングルの1vs1で負けないためと、相手が仕掛ける前にピックオフを狙いたいという考えからです。
それに対しC9はエズリアルとブラウムを選択。この試合では主にTOP~MIDが基盤となるためBOTは耐えるための選択です。
最後にOPTはGPを選択します。

C9の構成としてはヤスオを中心とした構成です。アカリはスプリットとしてサイドのコントロールを行い、他の4人で集団戦を狙っていきます。ヤスオが中心になっていくのは間違いないですが、アカリがサイドで主導権を握らなければC9のペースで試合を進めることが難しくなるので、まずはアカリをスノーボールさせることが必要になってきます。そこからヤスオ、グラガスのシナジーを利用し、ペースを握っていくことが重要になります。
OPTは全体的にパワースパイクが遅い構成になっています。BOTはチャンピオン性能的に勝つことができる可能性が高いため、BOT中心に試合を進めることが必要です。基本的にTOPは耐えることが求められますが、MIDはC9がシナジーを持っているため警戒する必要があります。OPTはTOPが耐えることは必須となり、そこからBOTを制圧、コントロールしていくことが必要です。
試合展開

6分にファーストブラッドが生まれます。スカーナーがワードを破壊している所をグラガスがフラッシュインEし、ヤスオのULTからキルが生まれます。

7分にTOPでアカリがGPをソロキルします。この前にグラガスがGPのフラッシュを落としており、それを繋げた形です。こういった有利をキルに繋げていくのは特にスノーボールが重要な今のメタにおいてはとても大切なことです。
一方OPTも構成の強みを活かしてBOTのファーストタワーを獲得します。この際、OPTはドレイク、C9はヘラルドを獲得し、それを活かしC9はTOPタワーを獲得します。


25分にMIDのファーストタワーの攻防をめぐって集団戦が起こります。C9はこの集団戦に勝ち、バロンを獲得します。
このバロンバフを使い、すべてのインナータワーを破壊します。

32分にヤスオがミニオンを活かしフラッシュEで無理やり集団戦を起こします。完全に意表を突いたC9はこの集団戦で2キル獲得しMIDのインヒビターを獲得します。


そのままバロンを獲得しMID,BOTのインヒビターを獲得します。


そのまま相手陣内で集団戦を起こしエースを獲得。ネクサスを割ります。
これでC9は4勝1敗となり1位につけます。
総評

この試合C9はジャングルの変更を行いました。一時期はBlaberがスタメンでしたが中盤のゲームメイク能力からSvenskerenがスタメンに返り咲き、そこからSvenskerenがスタメンとして活躍していました。しかし今のメタ上、序盤にどれだけオラつき続け有利を広げるかが重要になっています。その点からみるとBlaberはとてもアグレッシブな選手のため、メタに合っていると言えるでしょう。しかし、今日の試合を見る限りではやはり中盤のゲームメイクに少し欠点があるように見えました。また、MID,JG間のコミュニケーションが重要になっているなか、今回の試合では十分なシナジーを見せることはできませんでした。
個人的に特にこのメタで難しいのは中盤にどれだけゲームスピードを落とさないかだと感じています。中盤の時間帯ではタワーをとることが難しくなり、バロンに対してのアプローチの仕方も複雑になってきます。LCKではリスクをなるべく抑えたいがために視界争いが長引き、その結果試合時間が伸びせっかく序盤アグレッシブに動き得た有利の差を縮めてしまうというような展開も見られます。
アグレッシブに動き集団戦を起こし勝っていくというやり方はC9が春得意としていた戦い方です。しかし、春と大きく違うのはレーン戦で勝ち、そのまま試合に勝たなくてはいけないという点です。レーン戦にフォーカスするとどうしても集団戦のためのアイデアがたりなくなります。そこをどう補い、アイデアを出し、無理やり集団戦に引きずり込むのかが今後発展していくためのカギになるでしょう。
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LCS Cloud9 VS Golden Guardians
LCS Cloud9 vs Golden Guardians
LCS第2週2日目に行われた試合です。

両チームのBAN/PICK

C9は1stbanにイレリア、ライズ、エイトロックスをbanします。
それに対しGGSはユーミ、ソナ、サイラスとbanです。
GGSは1stpickにオラフを選択します。セジュアニが一定の評価を受けている中、オラフがカウンターとして採用されていますが、先に選択しておくことでプレッシャーをかけに行くと同時に相手のジャングルにどんどん入っていく強気な姿勢を見せています。
それにたいしC9はニーコとザヤを選択します。ニーコは昨日の試合でも1stpickしていたのでC9はニーコを高く評価していることがわかります。
対するGGSはヴァルスとタムケンチを選択。BOTにエンゲージ手段を置くと共にタムケンチのULTによるオラフの支援も可能です。
最後にC9はラックスを選択します。ラックスはWによるシールドが評価されSUPとして出てきていますが、MIDでも運用が可能なため、フレックスになっています。

C9はGGSがオラフを選択していることもあり序盤中盤に強いランブルとジェイスをbanします。
GGSは現時点でC9に強力なエンゲージ要素がないことからJ4,ヘカリムというバックラインに飛びこめるチャンピオンをbanします。

C9はレクサイを選択、序盤から試合を作りにいきます。
それに対しGGSはケネンとアニビアを選択。アニビアはFroggenの代表的チャンピオンです。
最後にC9はアジールを選択。レーンコントロールを取りに行きます。

C9の構成としては強力なエンゲージがないため序盤にレクサイがどれだけ有利を広げられるかに大きく依存しています。有利が取れない場合、C9には集団戦でバックラインに飛び込む強力なチャンピオンがいないため試合を進めるのがとても難しくなります。JGを中心とした集団戦、ガンクをどんどん狙っていくことが重要です。
それに対しGGSは全体的にバランスの良い構成になっています。lvl6以降はMIDレーンで主導権をとれる可能性も高く、序盤さえ気を付ければGGSにとって安定した試合展開になるでしょう。C9に強力なエンゲージがないのに対しGGSはタムケンチやヴァルス、ケネンなど豊富なツールを持っています。これらを生かし、先に仕掛けることが重要になってきます。
試合展開

4分にレクサイがTOPにガンクしファーストブラッドが起こります。レクサイの役割は序盤に大きな有利を作ることなのでここで流れを作っていきます。

13分にドラゴンをめぐって集団戦が起こります。この集団戦にC9は勝利し3キルとバロンを獲得。序盤の課題であるスノーボールを目指します。

23分にはGGSがMIDレーンに集まった所を狙いニーコが裏にTP、そこから集団戦を起こしC9が2キル獲得します。

そこからC9はバロンに向かいますがGGSも当然とめにきます。
C9にはタンクがいません。その中バロンの攻撃を受けながらGGSと戦います。


何とかバロンはとれたものの体力が残っていなかったため一人も持ち帰ることができずaceをとられてしまいます。



その後32分にGGSはバロンにプレッシャーをかけに行きます。C9は強力なエンゲージ手段を持っていないためニーコがリスクをかけてでも茂みに隠れ機会を待ちますがGGSはマウンテンドレイクを2つもっているためあっという間にバロンを終えてしまい、C9も2キルとられてしまいます。


もう後がないC9はまたもニーコが茂みに隠れ裏から徒歩でエンゲージを仕掛けに行きますが、無理やりな集団戦であるため陣形を崩すことができず4キルとられてしまいます。

結局このままネクサスまで割られC9はsummer初敗北となります。
これでC9は3勝1敗となり2位の位置につけます。
総評

今回C9は久しぶりにソナタリック以外の普通の構成を行いました。しかし構成としては有利をとれていれば強いものの、一度不利になってしまうとタンクもエンゲージ手段もないため勝つのがとても厳しい構成でもありました。C9は序盤キルこそはとれたもののドラゴンはGGSがコントロールしており、序盤の有利を最大限に広げることができませんでした。
summer初戦のC9はspringと違い積極性のかける試合を行っていました。今回は前回とは違い、まったく積極性がなかったとはいいませんがまだSpringには遠いクオリティでした。
要因の一つとして考えられるのはB/Pの変化です。SpringでのC9はチャンピオンのシナジーをとても重要視していました。わかりやすいシナジーがあったため選手たちもどのように試合を動かしていけばよいのかを把握していました。しかしsummerではソナタリックを除けばチャンピオンの個体の性能を全面に押し出しspringの強みであったシナジーを見る事ができていません。もちろんメタの影響もあり、シナジーをつくりだすことは容易ではありませんが少なくとも現在のC9はspringよりも劣化しています。しかしC9の強さはドラフト面でのシナジーの創生、そこから戦術の理解度の高さから行われるクオリティの集団戦です。現状のC9から抜けだしSpringのクオリティに戻るためにはB/Pを修正することと、選手のB/Pに対する理解度が求められます。
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LCS Cloud9 VS Echo Fox
LCS Cloud9 vs Echo Fox
LCS第2週1日目に行われた試合です。

両チームのBAN/PICK

C9は1stbanにイレリア、サイラス、ユーミをbanします。
これに対しFoxはオラフ、ライズ、エイトロックスをban.これらのチャンピオンはこのメタで必ずといっていいほど出てくるチャンピオン達です。
C9は1stpickにニーコを選択します。通常ここではセジュアニを選択することが多いですがニーコを選択することによって何か別に狙いがあることが考えられます。
それに対しFoxはザヤとアカリを選択します。ザヤはエッセンスリーバーのバフと早くからのパワースパイクが一定の評価を得ており、アカリはナーフされたものの、フレックスが可能なこともありいまだにpick候補になっています。
C9はここで先週と同様にソナタリックを選択します。この時点でソナタリックの勝率は
100%であり、とても強力な構成であることは間違いありません。(この後TSMが負けますが)
最後にFoxはジェイスを選択。ソナタリックであるため、早い段階からプレッシャーをかけにいく選択を行います。

C9は2ndbanにラカンとラックス、Foxはバックラインを荒らせるヘカリム、カミールをバンします。

Foxはグラガスを選択します。これはタリックによる無敵時間とニーコのULTに対しディスエンゲージを行うための選択です。
それに対しC9はJ4とアジールを選択します。J4はバックラインに届かせるための選択です。
今のメタではLCKを除くと比較的早い時間帯で試合が終了します。これに関連してMSIでは結果を残せなかったにも関わらずレイトゲームが主であるアジールがかなり高い評価を受けています。この評価を受けている理由は今のメタであるならばアジールは大体の対面に対して1vs1でコントロール権を得ることができるためです。序盤のスノーボールが重要性を持っている現在、早い段階でMIDレーンのコントロールをとることの有用性がとても高くなっています。そこから相手のJGをコントロール、プレッシャーをかけつつタワーゴールドに繋げていく戦い方が一つの戦術として機能しています。もちろんそれまでに崩れてしまうと中盤を支えることができないというデメリットはありますが、それを加味してもレーンのコントロールをとるメリットは絶大なものですし、成功すればとても大きな有利を獲得できます。
この試合はMIDがアジールではなくサイラスですが戦術としてAFsが非常に面白い試合をしていたのでLCKのGRF vs AFsの試合を見てもらうと強さがよくわかると思います。
話をLCSに戻します。Foxは最後にベイガーサポートを選択します。このベイガーサポートの意味は大きく二つあります。一つはスキルによるゾーニング能力の高さ、これによりタリックのULT発動中に対抗しようとする狙いです。そしてもう一つはULTです。ソナはとても体が弱いため、ベイガーであればレイトゲームになればなるほどサポートでも簡単に溶かすことが可能であり、ゆっくりな試合展開を求めているC9にとって刺さる可能性が高いです。

C9の構成は前回と同じくソナタリックを基調としています。ただし、前回は131構成だったのに対し、集団戦を狙った構成になっています。BOTは耐えることが確定していますが、MIDはコントロールをとることが可能であるため、MID,JGから試合を動かしていく事が必要になってくるでしょう。またJGはレーンを安定して終わらせることが最初の仕事になってきます。相手のグラガスがどこを狙っているか、どこから試合を動かそうとしているかを察知し、カバー、もしくはカウンターガンクを行い返していく事が重要になっています。レーン戦が終わったあとはグループアップを行い積極的に仕掛けていきたいです。ここでもエンゲージ要素をJ4が担っているため、うまく試合を動かしていくことが求められるでしょう。
Foxは131を主としながらベイガー、グラガスというユーティリティに長けたチャンピオンが存在します。これはソナタリックに対して集団戦で返していくことを考えているためです。少し難しい様な気がしますが131で相手をコントロールしつつ機会をうかがい勝っていく必要があるでしょう。
試合展開

ファーストブラッドは4分にBOTで起こります。BOTでFoxが2vs2を仕掛けたところを後ろからJ4がガンクし見事に刺さります。先手を打ちたかったのはFoxサイドであったためこれは大きな一手になります。

13分にドレイクをめぐって集団戦が起こります。この集団戦に勝利しC9は2キルとクラウドドレイクを獲得します。

その後ゆっくりとした試合展開になりますが29分に集団戦が起こります。
Foxがバロンサイドの視界をとりバロンをやっているふりをしてC9をおびき出します。そこから集団戦になるのですが、J4のULTが見事にささりFoxの面々があっという間にいなくなります。この集団戦で3キルとバロンを獲得します。


このバロンでC9はMIDとBOTのインヒビターを獲得、一度オーバーステイで4キル取られてしまいますがそのあとは落ち着いてTOPから攻め、36分で試合に勝利します。
これでC9は3勝0敗でOPTと並んで1位につけています。
総評

C9は先週に引き続きソナタリックを運用しました。MSIでは結果を残すことができなかった構成ですが、現状のLCS内の勝率を見ると対処法を理論上はわかっているが実際にそれをミスなく遂行するのはとても難易度が高いということでしょう。Foxはソナタリックに対して集団戦でカウンターをとろうとしましたが、この後行われたTSM vs Fryの試合でFryはTSMが行ったソナタリックに対してケイトリン、ジェイス、エリス、リベンという超アーリー構成で臨み試合に勝っています。この結果からみると今回のFoxの集団戦でカウンターをとるというアプローチではなく、試合序盤からタワーゴールドを獲得し、集団戦はバーストで一気に叩き潰すというやり方が一番勝率が高いかもしれません。このTSM vs FRYの試合はとてもきれいにFryが試合をたたんだので、ソナタリックに興味がある人は見てみると面白いかもしれません。
さすがに次の試合ではソナタリックは使えないと思います。ですので従来の構成にもどすのか、はたまたさらに新しい構成で挑むのか、コーチのReaperedは非常に頭が柔らかいコーチなのでC9の場合はB/Pから構成の意図を考えながら見ると面白いと思います。
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