LCS Cloud9 VS Counter Logic Gaming
Cloud9 VS Counter Logic Gaming
LCS第5週2日目に行われた試合です。
両チームのBAN/PICK
今回C9はCLGのDarshanが使うサイオンの勝率が100%であること、biofrostが好んでタムケンチを使うことからバンします。
それに対しCLGは前回Sneakyがカシオペアを使っていたため警戒してバン。
3つ目のバンを先にするのはC9側でしたがここでSneakyの得意チャンピオンであるエズリアルを自らバンします。ここでエズリアルをバンした理由は、確定でアーゴット、ルシアンのどちらかをとることができるからです。
今回CLGはルシアンをバンしたためアーゴットをC9は取りましたが、もしCLGがこの2体以外のチャンピオンをバンし、C9がルシアン、CLGがアーゴットをとったとしてもLicoriceがサイラスを使えるため問題ありません。1stバンの段階では一歩C9がリードをとったと言えます。
CLGはガリオ、ヨリックを選択します。ガリオはC9が好んで使うチャンピオンをでありとりあげという形、アリスターをとってもよかったのではとも思いましたが、早めにヨリックを選択します。
それに対しC9はシヴィアとアリスターを選択。バランスの良い2チャンピオンをとります。
最後のピックにCLGは残ったADCの中でもティアの高いカイサを選択します。
2ndバンにC9はPOEに対してターゲットバンを使います。
CLGは序盤から試合を動かされないためオラフとルブランをバンします。
CLGは1stピックにJ4を選択します。ガリオをすでに選択しているため、非常にシナジーがあります。
それに対しC9はセジュアニとサイラスを選択。MID,TOP共にメレーチャンピオンのため、セジュアニのEが発動しやすくこちらもシナジーがあります。
最後にCLGはPOEの得意チャンピオンであるオリアナを選択します。J4のULTからオリアナのULT、そしてガリオ、カイサがそこに飛び込んでいけるという全体的にバランスのとれた構成になりました。
CLGとしては非常に強力な構成になりました。CCチェインさえ決まれば集団戦はほぼ負けることはないでしょう。
それに対しC9はセジュアニとレーンチャンピオンの相性が良いため、このシナジーをうまく利用することが必要です。
集団戦をした場合、CLGの方がシナジーが強く強力なチャンピオンがそろっています。しかし、シナジーを発揮できた場合の話です。一見C9の方が不利に見えますが、セジュアニ、アリスターがいるため、各個撃破しCLGが仕掛けるよりも先に仕掛けることができればC9が十分勝てる試合になっています。
また、CLGはカイサ、オリアナとパワースパイクが比較的遅いため、早い段階からアクションを起こすことがC9に求められています。
試合展開
ファーストブラッドは8分、BOTでC9が仕掛け、仕留めきれなかった所をカウンターされ、CLGが獲得します。
12分にドラゴン前で戦いが起こりC9が2キル獲得します。シヴィアがJ4のULTの範囲外にうまく逃げ、ダメージを出し切りました。
14分にC9がリフトヘラルドを獲得。先に触っていたのはCLGでTPまで使ったのですが、C9がうまくばらけていたこともあり、CLGはリフトヘラルドを渡す形になりました。このリフトヘラルドを使い、C9はMIDのタワーを2本折り、一気にTOPの視界を掌握します。
23分にJ4の体力を半分以下まで削ると速攻でバロンに向かいます。TOPの視界は完全にC9が掌握していたため、CLGは近づくことができずC9がバロンを獲得します。
そのバロンを利用し2インヒビターを獲得。そのままゲームエンドまでもっていきC9が勝利しました。
これでC9は通算8勝2敗です。
総評
今回相手はCLGという事でリベンジマッチでしたが、27分という速さでC9が勝利しました。この27分という時間はどれくらいかというとLCSの平均試合時間は36分、LJLは34分であり、かなりスムーズに試合を終わらせることができたといえるでしょう。
C9の平均試合時間は33分53秒でLCSで一番早く試合を終わらせています。2位はTLで34分50秒で一分近く差をつけています。この一分という長さは見た目よりもかなり差がついている数字です。C9というチームがどれだけスノウボールがキレイにできているかがデータからもわかります。
この試合でもそれが見られました。23分のバロンのシーンでは何の躊躇もなくバロンに向かっています。このシーンだけでもどれだけ意志の統一が行われているかがわかります。このような判断の速さが競技シーンでの強さに繋がります。来週はTLに勝ち今最も波に乗っているTSM戦があるため、このような試合運びができるかが注目です。